トレンティーノ アルト アディジェ州
エンドリッツィ社
エンドリッツィ ブルット リゼルヴァ
トレント DOC
19973月ももう半ばすぎになりました。今年の桜の開花は例年よりやや早くなるそうです。ご入社あるいはご栄転など,なにかとお祝いをする機会が多い季節でもあります。そんな社会人へのスタートのお祝いにふさわしいのがスプマンテではないでしょうか。
今まではフランス語の”シャンパン(シャンパーニュ)”という言葉がひろく知られていましたが、これはフランスのAOC法の基準のもとにシャンパーニュ地方で造られる発泡性白ワインだけに使わうことが許される言葉です。
葡萄はワインとなる過程で炭酸ガスを発生させますから、発泡性となりやすいわけですが、その泡を封じ込めたままのワインを作って楽しむという発想がシャンパーニュで誕生したのです。近年ではイタリアのスプマンテやスペインのカーヴァなど、ワインを作るところならほとんど必ずシャンパーニュのような発泡性のワインを作っています。
製法はシャンパーニュの伝統的な方法に学び、シャンパーニュ方式と呼んでいましたが、最近は”伝統的方法(メトード・クラッシコ)”という言い方になっています。
今日、ご紹介するEndrizzi社の”Endrizzi Brut”Riservaには”Metodo Classico”とラベルに書かれています。
このBrutとという言葉はフランス語で、「加工していない」、「自然のままの」という意味です。スプマンテは発泡を楽しむものですから、普通のワインよりは炭酸ガスを多く発生させる必要があります。
そこで醸造する段階で糖分を加えるのですが、1リットル対して1気圧となる炭酸ガスを発生させるのに4gの糖分を必要とします。通常、スプマンテは、3気圧以上ありますから、15g以下糖分を加えて発酵させます(Brutの場合)。発酵の段階で糖分はさらにアルコールと炭酸ガスに分離されますから、甘さは残らず発泡性が高まります。この発酵をを瓶詰めにした状態で行いますから、「自然のままの」つまりBrutになるわけです。
また、ボトルの中で発酵させずステンレスタンクの中で発酵させる方法もあり、これを”シャルマー方式”といいます。
Endrizzi Brutはあくまでも自然の方法によりスプマンテに仕上げられますが、フランスのシャンパーニュを手本にしていますので、葡萄はピノ・ネロを主体に若干のシャルドネを混ぜています。ちなみにフランスのシャンパーニュは、シャルドネ、ピノ・ノアール(=ピノ・ネロ)、ピノ・ムニエの3つの品種の葡萄以外は使うことができません。
ボトルの中で酵母の作用によって発酵が進むと自然と澱が生じます。これは役割を終えた酵母ですが、これを抜き取るために、ボトルの口を下にして貯蔵し、充分に発酵と熟成が済んだらコルク栓を抜き、ボトルの口に溜まっていた澱を瞬時に取り除き、出荷用のコルクを取り付けます。この時に、若干の炭酸ガスとワインも出てしまうので、そこにまたワインと少量の糖分を加えて量の調整をします。
Endrizzi Brutは、TRENTO(トレント)DOCです。トレントDOCの呼称は、シャルドネ、ピノビアンコ、ピノ・ネロ、ムニエの各品種を単独または複数使用したスプマンテに限られ、その葡萄の栽培地は、中心地トレントをはじめとするトレント県の約60の村に点在する畑に限定されています。ですから、このトレントDOCは、前述しましたようにフランスのシャンパーニュAOCをお手本にしていることや、気候、風土がよく似ていることがわかりますね。
これらをふまえて、テイスティングしてみますと、このスプマンテがより深く理解できると思いますし、いっそう美味しくお飲みいただけるのではないでしょうか。
Endrizzi Brutをグラスに注ぎますと、輝くような麦わら色ですが、通常の白ワインよりやや濃いイエロー(麦わら色)にみえます。それはベースとなるピノ・ネロとシャルドネのワインを木樽(バリック)で数年熟成させてからボトリングしてさらにスプマンテとして発酵させることにより、木樽の色合いも加わっているからです。香りも上品でボディもしっかりとしており、味わいが深く、また泡立ちも細やかでなめらかです。特にこの1997年のリゼルヴァともなりますと、長期熟成により、完熟したリンゴの香り、そして木樽からの香りがハニー、ヘーゼルナッツやカシューナッツ想わせます。 余韻も長く、優しくエレガントで上品な香りをしばらく感じることができます。
まさに祝祭のためのワインと言えるでしょう。春はまた婚礼も多い季節ですが、新郎、新婦の人生の門出を祝う喜びのお酒として、お祝いされるときっと喜んでいただけると思いますよ。 gino
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前回は、キアンティ クラッシコのお話しが、すこし難しかったので、今日は、軽くコーヒーブレイクにしましょうか。
音楽を聴くことは、私にとって大切な『感性を表現する』 勉強のひとつでもあります。
先日、久しぶりにクラシックを聴きに、東京フィルの定期演奏会:オーチャードホールに行ってきました。
演目は、指揮:チョン・ミョンフン シューベルト『未完成』と『ザ・グレード』でした。
今回の演奏は、天才コンダクター:チョン・ミュンフン氏によるもので、その表現力は圧倒的で、素晴らしかったのはいうまでもありません。
皆さんもご存知の『未完成』は、私も大好きな曲です。
中学校時代、私はフォークバンド『クリームパフェ』を組んでいたのですが、そのメンバーの一人、親友KATUとのその頃の、ひとこまをお話ししますね。
彼は、小学校の頃より楽器には堪能で、あるオーケストラに所属しており、ホルンを吹いておりました。
彼が、「こんど、オケの発表会があるんだ。『未完成』を演奏するんだけど、ホルンでとても大事な出番が僕にあるんだ。
曲の最初は、もの悲しい弦楽器のアルペジオ。そのあとクラリネットとオーボエのユニゾン。その後にホルンの大事なヤマ場が。」って。
彼は嬉しそうに、メロディを歌いながら、教えてくれました。私は真っ先に家へ帰って、レコードをひっぱりだして、『未完成』を何度も何度も繰り返し聞きました。
そのときより、私は、『未完成』への思いが より深まり、とても大好きになりました。
皆さんもお友達に教えてもらったおかげで、大好きになったものが、いくつかあるのではないでしょうか。
私も、そういう出逢いみたいなものを、とても大切にしたいと思っています。皆さんの好きになったもの、音楽でも他なんでも、よかったら教えてくださいね。
作曲家は、あらかじめ頭の中に出来上がった『創造(楽曲)』を五線譜の上に表現してゆきます。
私の創るコーヒーブレンドもジャンルやスケールの違いは、もちろんありますし、偉大な作曲家の方々とは、比較にもなりませんが、基本は共通しています。
私のg-caffeブレンドを創るときも、出来上がったコーヒーブレンドを、今まさに味わっているかのように、あらかじめ頭の中で想像しながら、創造してゆきます。
どうやって、g-caffeのブレンドは創られてゆくかは、後日、コーヒーのテイスティングノートとして、またゆっくりお伝えいたしますね。
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トスカーナ州
ランチョッラ社
キアンティ クラッシコ リゼルヴァ
レ マッセ ディ グレーヴェ DOCG
1999
イタリアを代表するワインのひとつにキアンティがありますと
以前に書きました。
フィレンツェ、シエナ、アレッツォ、ピサ、ルッカなどトスカーナ州の主要都市周辺一帯に指定されたワイン生産地を総称してキアンティと呼びますが、そのキアンティをまた細かく特定地域に分けて、キアンティ・クラッシコやキアンティ・コッリ・フィオレンティーニ、キアンティ・コッリ・セネーゼ、キアンティ・コッリ・アレティーニ、キアンティ・ルフィナ、キアンティ・モンテスペルトリなどと指定区域が決められています。
その中でももっとも古い地域をキアンティ・クラッシコと呼びますが、この古い地域とはメディチ家の支配の終焉が近づいていた18世紀にコジモ三世の後にトスカーナ大公となったレオポルド一世が各種社会改革の一環として、農地の整備を行いましたが、その時に、キアンティ・ワインの生産地として1)グレーヴェ・イン・キアンティ、2)ラッダ・イン・キアンティ、3)ガイオーレ・イン・キアンティ、4)カステッリーナ・イン・キアンティ、5)バルベリーノ・ヴァル・エルサ、6)カステルヌオーヴォ・ベラルデンガ、7)タヴェルネッレ・ヴァル・ディ・ペーサ、8)ポッジボンシ、9)サン・カシャーノの9つの地域を指定しました。
キアンティ地方のワイン生産は19世紀から20世に入るとますます盛んになり、キアンティの名前はアメリカやドイツなど海外でもイタリアを代表するワインの代名詞的存在になりました。そしてトスカーナ州のあちこちでキアンティを名乗るワインが誕生しました。
1963年にイタリアのワイン法、通称、D.O.C.が制定されるとキアンティワインはD.O.C.に認定されます。D.O.C.とはDenominazi one di OrigineControllataの略で、”統制原産地呼称”と訳されています。
そして特に優秀と認められた銘柄については、これにGarantita,”保証”がついて、D.O.C.G.に格付けされます。1984年にキアンティワインは全域でD.O.C.G.に昇格しました。ちなみに、イタリアで最初にD.O.C.G.に格付けされたのはピエモンテ州のバローロとバルバレスコで1981年のことです。
1924年にキャンティ・クラッシコ協会が作られ、そのシンボルとして”黒い雄鶏”がマークになります。これはキアンティの地域をフィレンツェとシエナの間で取り合ったときに、双方騎士を立てて、ニワトリの朝の第一声を聞いたら互いの方向に向かって歩き、ふたりの騎士が出会ったところまでを自分達の土地とすると決めました。
その時にフィレンツェは黒い雄鶏を選んで餌を与えずに暗い箱の中に入れておいたら、夜明け前にいち早く鳴き出したので、フィレンツェは早く進むことが出来て領地を多く確保できたと言う逸話がもとになっているそうです。
その騎士が出会った場所は現在もマッツェイ家のワイナリーがあるフォンテルートリと言われています。
ところで、キアンティを名乗るワインがトスカーナ各地に現れると、トスカーナ大公がキアンティと定めた地域の歴史と伝統を誇るキアンティ・クラッシコ協会の生産者の間では自分達は同じD.O.C.G.のキアンティとは別格であるという考え方が生まれ、とうとう1996年にキアンティ・クラッシコが特別扱いのD.O.C.G.に認定されました。というのも、同じキアンティでありながら、1,000円程度の安いものもあれば10,000円もする高品質のものも出てくるという状況で、D.O.C.G.の信頼性の問題も生じてきて、見直しが必要だったのです。
現在のキアンティ・クラッシコ協会の会長はガイオーレ・イン・キアンティのバディア・ア・コルティブオーノの代表者であるストゥッキ家ですが、キアンティ・ワインの基本形を作ったのは12世紀以来の名門貴族であるリカーゾリ家で、カステッロ・ディ・ブロリオのワイナリーを現代に受け継いでいます。
リカーゾリが当初キアンティとして作ったワインはサンジョヴェーゼやカナイオーロのほかにトレッビアーノやマルヴァジア・ビアンコなどの白葡萄も混ぜられていましたが、キアンティ・クラッシコは2005年以降、白葡萄の使用は禁止されました。また、サンジョヴェーゼ種100%でも認められるようになりました。
さて、イタリアのワイン法、D.O.C.やキアンティの説明が長くなりましたが、今日の主役は私が自信を持ってお薦めするキアンティの銘醸ワイナリーである、ランチョッラ社のキアンティ クラッシコ リゼルヴァ 1999年 “レ マッセ ディ グレーヴェ”です。本当に素晴らしいです。
葡萄はサンジョヴェーゼ、95%を主体に若干のメルロ、カナイオーロ、カベルネ、コロリーノを合わせて作られています。90年代は1990年、93年、95年、97年と最良年が繰り返し続きましたが、この'99年も他の年に勝るとも劣らないワイン作りには理想的な年となりました。
ステンレスタンクで発酵させた後に、オークのバリック(小樽)で12ヵ月間の熟成を行い、さらにボトリングした後6ヵ月間の壜内熟成を加え、合計、3年以上熟成させた後、出荷されています。
とても濃い紫がかったルビー色。
プルーンや乾燥フルーツの持つ濃密な熟成香。カカオの香りや黒胡椒やクローブなどのスパイシーさも感じます。その飽きることの無い深い香り。
そして、その香りに見合う芯のあるしっかりとしたボディと柔らかな酸と口の中にひろがるふくよかな甘みを感じる重厚な味わい。余韻もながく、優しく続きます。
豪快なステーキやじっくりと煮込んだシチューとあわせますと、極上のひと時を味わえるでしょう。もちろん、夕食後や休日にクラッシック音楽を聴きながらゆったりとしたリッチなひと時を過ごすときに、サラミやチーズ、オリーブなどとあわせて楽しむのもいいと思います。
後日また、このランチョッラ社のキアンティ・コッリ・フィオレンティーニ・リゼルバ1997と、ランチョッラ社の頂上に位置付けされているテリッチについてお話しますね。 gino
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シチリア州
サブチーナ社
ネロ・ダヴォラ
ドゥチェンツィオ
ネロ・ダヴォラ IGT(シチリア)
2004
イタリアのワインはトスカーナのキアンティやピエモンテのバローロ、バルバレスコが牽引力になって世界に広まり、今やフランスを凌ぐほど人気が高くなりましたが、それにつれて注目され新たな光を浴び始めているのが南のワインです。
中でもシチリアは元来、ギリシア由来の葡萄品種がヨーロッパ大陸に上陸した最初の島ですから、ワインの歴史から見ても重要であるばかりでなく、魅力的な葡萄、ワインが数多くあります。
シチリアの赤ワインの代表としてはまずネロ・ダヴォラでしょう。
ギリシア人が紀元前7,8世紀にシラクーサやジェーラ、アグリジェントなどに植民地を築いた頃、シラクーサの南にあるアヴォラに上陸したギリシア人が持ち込んだと言われている葡萄がネロ・ダヴォラ種です。別名をカラブレーゼ種とも呼ばれ、ラグーサ周辺ではチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアという特産ワインがカラブレーゼ種とフラッパート種を合わせて造られています。
ネロ・ダヴォラ種は非常に力強い骨格のある赤ワインになりますが、ともすると野性味が勝ってあまりエレガントな仕上がりは望めませんでした。しかし、シチリアらしい個性を求める人たちにはとても人気が高い葡萄です。
シラクーサの海
近年、シチリアワインの成長は目覚しく、トスカーナやピエモンテ、あるいはボルドーなどの洗練された醸造技術を学び、元来、葡萄の生育に恵まれた太陽と大地の環境があいまって、素晴らしいワインが次々と誕生しています。
手前に葡萄畑が広がるシチリアの大地。アグリジェント近郊。
私どもが昨年から輸入を始めたサブチーナ社はシチリアの中心に位置するエンナの南西にあるカルタニセッタの生産者です。
主にドイツやアメリカの市場にターゲットを置いたグローバルな造り方で、ネロ・ダヴォラやシラー、白のインゾリアなどをエレガントに仕上げています。周辺は中世から石灰と硫黄採掘の鉱業が発展した標高600m~700mの大地で、市の北側にはワイナリーの名前にもなっているサブチーナ山(標高706m)があります。そのため昼と夜との気温の差が大きく、葡萄は凝縮感に富んだものに成長します。
今回テイスティングしたDucenzio(ドゥチェンツィオ)は2004年のヴィンテージでネロ・ダヴォラ100%で造られています。ステンレスのタンクで発酵と熟成を行い、葡萄そのものの持ち味を活かした素直な作りです。
濃厚なルビー色でグラスに注いだ直後ではかすかにミントの香りが立ちますが、時が立つにつれてカシスや桑の実などを想像させます。イチジクのジャムなどの風味もあります。
このワインに合わせる料理としては、荒引きソーセージのグリル、黒豚や羊のロースト、また豚肉をトマトやピーマン、茄子などと煮込んだものがよく合うでしょう。煮込む時には、このワインを入れると料理もいっそう美味しくなりワインとの調和もより増します。
飲む時の温度は15度から18度ぐらいがちょうど良いと思いますが、夏にはやや冷やして飲むのもいいでしょう。ワイン・バーなどでのハウス・ワインやご家庭での日常的に楽しめるワインとしてお薦めできます。 gino
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ピエモンテ州
エリオ・フィリッピーノ社
バルベーラ・ダルバDOC 2003
”Vigna Veja"
バルベーラという葡萄は、トスカーナ州のサンジョヴェーゼ種と比較されるほどピエモンテ州やロンバルディア州でもっとも多く造られている葡萄です。力強く、造り手の意志を充分に反映し、木樽(バリックやバルーン)との相性もなかなかよい香味を持っています。それだけに力を注いで造るとバローロやバルバレスコにも負けない素晴らしいワインになります。反対にちょっといい加減に、あるいは手を加えすぎてしまうとこの葡萄本来の魅力を失い、ただ重厚で硬いワインになってしまいます。造り手の姿勢がストレートに現れる難しい葡萄なのだと思います。
その中でもエリオ・フィリッピーノ社のバルベーラは群を抜いて素晴らしいワインだと思います。グラスに注ぎだした瞬間、思わずグラスの中に引き込まれそうな優しい葡萄のアロマ。ワイン本来の魅惑的なパフュームに気持ちが高揚してくるでしょう。そして口に含むと、その味わいは複雑で、香りとぴったり一致した味わいとのバランスの良さにまた驚かされます。
エリオ・フィリッピーノの造るワインはどちらもそうですが、コルクを抜いてからの劣化が非常に遅く、1週間でも2週間でもしっかりした味わいが変わらず、なかなか酸化が進みません。しっかりと造られたワインだということがよくわかります。このワインの真価を味わうには飲まれる1日前くらいに抜栓するとか、1本を数日かけて変化を楽しみながら味わってもよいと思います。
外観はダーク・チェリーのように濃い紫のルビー色。熟成につれてガーネット色。
香りはカシスやプラムあるいはブラック・ベリーのような森のフルーツの香りがあり、ミント。時間が経つとカカオの香りも感じとれます。
味わいは、ボリュームのある優しい酸味と甘み、しっかりとしたタンニン。香りと味わいのバランスがとても素晴らしく。余韻もながめです。
あわせるお料理は、生ハムやサラミなどの前菜から食事をスタートして、ラグーのパスタやチーズを使ったボリューム感のある料理、ワインでじっくりと煮込んだ牛肉などが重厚なオーケストラのコンサートのように、このワインと素晴らしいハーモニーを奏でます。
私がお薦めするワインの中でもコストパフォーマンスの高さでもトップランクに上げられる秀逸なワインです。
エリオの造ったバルベーラをあなたのとっておきのお料理にあわせてみてくださいね。 gino
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